ちなつですかちかですか

「ちなつじゃないです・・・ちかです。」の業を娘に負わせた母が綴るブログです。当ブログにおいては特記がない限り、千夏の読み方は「ちか」と致します!

ほんのわずかな差。

また、お久しぶりです。夜なかなか寝ない千夏ちゃんに付き合って夜更けになりました。こればかりは仕方がないですね。私も元々寝つきが悪いのですから、きっと私に似たのでしょうね・・・f^^;あと2ヶ月したら夜更かしできなくなる生活に切り替わりますから、まぁきっと何とかなるでしょう。気楽に構えておきます。(そうでも思っておかないとモタナイです。長期戦ですから。)1歳半になりました。早いものです。気が付けばNICU・GCUで過ごしていた月日の5倍、お家で過ごしています。このご時世になってというもの、あの時は本当に恵まれていたのだと痛感します。毎日会えるのが当たり前の世の中に、早く戻ってほしいと卒業生の母としては思います。本題はつらつらと思ったところを綴ります。

 

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半年くらい前から読んでいるブログがある。

 

超低体重出生児。1000g未満で生まれた子どものことを指す。私の娘は1088gだから極低体重出生児。でも、どっちかっていうとギリギリ1000gだったのだから超に近い。(生後少しして生理的減少した時は一時的に1000gを割っていた)この子は988g。私の娘よりほんの100g軽いだけ。あと、この子は生まれるのが3週間くらい早かっただけ。ただ、それだけなのに。ほんのわずかな差にしか思えないのに、何でこんなにその後が違ってしまったのだろう・・・。何というか、やるせないというか、苦いというか。私の娘は通常の生活ができると太鼓判を押されて退院して元気に過ごしているからこそ、何でこの子は・・・と思うと胸が苦しくなる。私は元々早産になる可能性があると認識していたし、週数と重さも認識していたしで、ある意味「満を持して」臨めた訳だけど・・・。健診で元気がなくて搬送されてすぐ、だったら心の準備も何もないし、そこまで順調だったならなおの事。そんな風になったら誰だって戸惑うし、つらいだろう。もし自分がそうなっていたら、この子のお母さんのように自分の気持ちをしっかりと言語化して文章に綴れたかはわからない。んー、でも一方で思う。このお母さんはパソコンに(スマホの可能性が高いかな?)向かって文章を綴ることで気持ちを整理して前を向いているとも思える。病院通いをしていた頃は夜泣きで起こされることもなかったし、時間は今よりあった。そういうことも考えると、振り返って書ける時間があるというのは病院通いだからというのは多少なりともあるのだろう。それでも、いずれにせよ、このブログの文章の粒度で自分の気持ちを言葉にできるのはなかなか簡単にできるものでもないとも。

ちなみに、この子の誕生日は私の母と同じ。というのもあって、何だか他人には思えなくて。まるで親戚のおばちゃんのようにエントリを読んで見守っている。先週は3日間終日ずっと病棟にいたとのこと。そのエントリを見てすぐに察することができた。ああ・・・なんてことだ。でも、この子は今も頑張っている。持ち直して、大好きなパパ・ママと一緒に過ごし、お外にも出た。その記事のコメントには、乗り越えて5歳になり元気に過ごしている子どもがいるというお母さんのものがあった。今もとっても頑張っているのだから、この子の頑張りに見合った希望をもたらしてほしい。神様がいるのなら、何卒。 

普段家事の合間に読んでいるから、読んでいても淡々としているような感覚ではあるのだが・・・今改めて文を綴って考えていたら、涙が出てきそうだ。お家に一緒に帰ることはNICU・GCUに子どもを預けている親の目標であり悲願。自分もそれを体感したからこそ分かる。この子とお家で過ごしたいというお母さんの想いが。このお母さんがこの子と一緒に幸せな時間を長く長く過ごせるように、今はただ願っている。お家に一緒に帰れる幸せ、お家で一緒に過ごせる幸せを、この子とお母さんにもかみしめてもらいたいと、切に願う。